解決事例

2024/08/23 解決事例

【解決事例】損害賠償請求に対し減額に成功した事例

相談前

Aさん(仮名)は、長年住んでいる自宅で隣人との間にトラブルが発生しました。ある日、Aさんが生活音や悪臭などの理由で隣人Bさん(仮名)に注意を受け、その後両者の関係は悪化しました。Aさんは、Bさんに対して感情的になり、時折大声での注意等の行為を行うようになりました。Bさんはこれらの行為を「迷惑行為」として捉え、精神的苦痛を理由にAさんに対して損害賠償請求を行いました。請求額は高額で、Aさんはこれに対して不安と困惑を感じ、法律相談を依頼しました。

相談後

当法律事務所では、まずAさんの行為が実際にどの程度の迷惑行為に該当するのか、そしてそれが賠償請求に値するものかを慎重に検討しました。Aさんの話を詳しく聞き、迷惑行為の具体的な内容と頻度、時間帯などを整理しました。また、Bさんの主張する精神的苦痛の程度がどの程度のものであるかも確認することを検討しました。

次に、Aさんの行為が必ずしも悪意に基づくものではなく、Bさんとの日常的な摩擦から生じたものであり、迷惑行為の程度も軽微であることを主張しました。具体的には、Aさんの行為が単発的であり、またBさんが主張する被害の内容やその程度が実際には軽微であることを示す証拠を提出しました。

さらに、Aさんが今後同様のトラブルを避けるために、隣人に対する誠意ある謝罪の意向を示すことで、和解の可能性を模索しました。この結果、当初の高額な損害賠償請求を減額することで解決しました。

担当弁護士のコメント

今回の事例は、近隣トラブルがエスカレートし、感情的な対立が生じたことから始まりました。こうしたトラブルは、日常生活の中で誰にでも起こり得るものです。しかし、冷静に対処し、適切な法的対応を取ることで、問題を解決する道は常に開かれています。

私たちが重視したのは、Aさんの行為が故意や悪意に基づくものではなかったこと、そして被害の程度が軽微であることを証明することでした。適切な証拠収集と誠意ある対応が功を奏し、損害賠償の減額に成功しました。

近隣トラブルにおいては、感情に任せた行動が大きな問題を引き起こすことがあります。今回のケースを教訓に、皆様にはトラブルが発生した際には早めに専門家に相談し、冷静に対処することをお勧めします。


 

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